雨が降る今日は雨が降っています。 昨日は雨音がはっきり聞こえるくらい激しい雨でした。 晩秋の雨です。 私はなぜだか雨が好きです。 ずっと若い頃…車を運転する事が嬉しかった頃… 雨が降ると車で出かけたくなっていました。 一人で音楽をききながら、どこへ行くでもなく車で走る。 ワイパー越しにフロントガラスにあたる雨粒や、車の屋根を叩く音。 タイヤと路面の間から聞こえる「シャーーー」という水音。 どれも好きでした。 目的地はないけれど、いつも最後は海岸沿いを走り車を停めてしばらく海を眺めている。 空はどんよりと薄暗く海も茶色く濁っている… それでも潮の香りや打ち付ける波の音が雨音と混ざり合い心地いい。 どんよりとうす暗い空も茶色く濁った海もワイパーを止めたガラス越しに滲んで見える。 その滲んだ景色が雨に似合う。 その全てに癒されて家路に着いたものでした。 こんなに好きだったのに、これほど好きだった事をいつの間にか忘れていました。 いつからなのか…雨の日に一人で車を走らせなくなったのは。 覚えていないけれど、きっと子育てをし始めた頃からではなかっただろうか。 家事や育児にはやはりお日様が恋しい。 一日に何度も汚す服、何度も回す洗濯機。 雨の日には不向きである。 お散歩やお出かけも雨の日には不向きだ。 大きな荷物を肩に掛けに傘を持ち、子供と手をつなぐ。 それだけで、もういっぱいいっぱいの現実にお日様を恋しく思う気持ちがどんどん育っていったのだろうと思う。 いつしか雨の日には家事がはかどらないことにガッカリするまでになってしまっていた。 いつ思い出せたのか… 子育ても終わって何年も経ったある雨の日に、何となく雨音に耳を傾けていた時間に… ふわ〜っと頭の中に心の中に甦ってきたのです。 そういえば… そういえば…私は雨が好きだった… 雨が降ると、どこかに出かけたくなるようなワクワクする気持ち。 ワクワクしていた頃を思い出した。 何で忘れていたのだろうと思うけれど、まぁそんな物なのだろう。 あの頃のワクワクを思い出した今は、雨の日もお日様も大好きです。 |